2017.12.12

パラレルキャリア×在宅ワークの可能性

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1.パラレルキャリアって何?始めるなら在宅ワークから!

ba711d39c4241ebe55c7ae92ad0d4732_m 「パラレルキャリア」という言葉、聞いたことがありませんか?
パラレルキャリアとは、働き方の一形態です。
一言で表すと「複数の仕事から収入を得る働き方」のことです。
例えば、同時に複数の企業の従業員として働いたり、会社員をしながら個人として別の仕事をしたり…というようなイメージです。「パラレルワーク」と表現しているメディアもありますが、同じ意味です。

【例】
自営業×会社員
フリーランス×会社員
会社員×会社員

など、バリエーションは人それぞれですが、これからの働き方として注目されています。

自分が現在携わっている仕事以外の仕事にも興味がある…でも、現在の仕事の可能性を捨てて新しいことを始めるのは不安…
という方は、まずは在宅ワーク形式で、いまの仕事を続けながら、特技を活かせる分野で新しい仕事を始めてみてはいかがでしょうか?

日本の労働人口の89%はサラリーマン(※)で、そのほとんどが何らかの形で職場に出向かなければならないスタイルとなっています。
そのため、複数の職場を掛け持ちすることはなかなか難しいのが現実です。

しかし、在宅ワークやネット環境を活用した仕事であれば、帰宅後や通勤時間などスキマの時間を活用して始めることができ、タイムマネジメントもしやすいです。
始めた仕事が軌道に乗ってきたら、現在の仕事スタイルを見直して、本格的に二本立てで仕事をすることも夢ではありません。
複数のコミュニティに属することで、特定の組織の常識に過度に依存せず、自分らしいキャリアを築くきっかけにもなると思います。

なぜいまパラレルキャリアが注目されているのでしょうか?
パラレルキャリアを考えることであなたの人生にどのようなチャンスが広がるでしょうか?
また、何に注意すべきでしょうか?
考えてみましょう。

(※)総務省統計局 労働力調査2017年10月分(速報)による

2.なぜパラレルキャリア?あなたは何歳まで生きる?

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突然ですが、あなたは何歳まで生きると思いますか?
答えは人それぞれ…なのですが、統計的には、人の平均寿命は先進国を中心に延び続けています。
2107年には主な先進国で半数以上が100歳よりも長生きするという予測もあります。

そんな遠い未来に、自分がどうなっているか・・・
遠すぎて正直どうでもいいという方も多くいらっしゃるのではと思いますが、いずれにしても自分が長生きをする可能性は大いにあります。
何歳まで生きるのかということ・仕事をどうするのかということは深く結びついていることに気付くと思います。

徐々に引き上げられていく年金受給開始までの間、私たちは1つの組織に収入やキャリア形成を依存しなければならないのでしょうか?

その答えの1つとして、パラレルキャリア=「中長期的なキャリアの種まき」が注目されているのです。

そもそも、長寿が当たり前の時代にもなると、現在の働き方においてマジョリティである現状の一般的な下記のようなサラリーマンのライフスタイルが成り立たなくなることが予想されます。

卒業 → 就職 → 1つの組織に勤める → 定年して年金暮らし

先進国の年金受給年齢の引き上げ議論が相次いでいる現状を踏まえると、サラリーマンが今後働く期間が長くなることは目に見えており、その状況で1つの組織で100歳近くまで雇われ続けることは難しくなるでしょう。

また、技術革新や環境変化に伴い、学生時代や20代に培ったスキルも賞味期限を迎えてしまうことでしょう。

つまり、異なる職場環境で働くことを求められたり、これまで培ったスキルとは全く別のスキルを身に着ける必要がでてきたりします。

パラレルキャリアは、そんな時代を生き抜く準備をするためのヒントになるのではないかと思います。

(もっとこの話を詳しく知りたい方は、ぜひリンダ・グラットン著『LIFE SHIFT』を読んでみてください。)

3.パラレルキャリアを始めたい!何に気を付けたらいい?

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パラレルキャリアから生まれるチャンスとリスクを確認しておきましょう。

【チャンス】
1.収入源の多角化
異なる仕事から収入を得られるため、1つの職場で減収になっても別の仕事でリカバリーを図ることができます。

2.人間関係の拡大
複数のコミュニティに所属することで、人間関係を広げることができます。

3.中長期的なキャリアの種まき
メイン収入は1つの職場から確保し、副収入を得ながら勉強を兼ねて別の仕事を小さく初めてみることで将来の自分の仕事を育てていくことができます。中長期的な視野で副業をするようなイメージです。

【リスク】
1. 過労
双方からそれなりの収入をもらうとなると、2つの責任を抱えこむことになり、時間のやりくりがうまくできないと過重労働になりかねません。
雇う側としては、従業員の副業や兼業は自己責任ですので、同じようなサイズの仕事を2つ同時に抱えるのではなく、収入や労力などバランスを考えて優先順位を把握しておくことが大切です。

2. 減収リスク
パラレルキャリアとなると、場合によっては同時期に複数の職場へ出勤するスタイルになる可能性があります。
1つの職場での拘束時間を減らすことになるため、既存の職における収入条件が悪化するリスクもあります。
新しい仕事と並行する場合、いずれの仕事にも貢献して生産性を高める努力がかかせませんし、慣れないうちは主な収入源となっている仕事に支障がでない方法(在宅、ネット活用など)で新しい仕事を模索するのが無難でしょう。

3. 職場の理解
そもそも兼業や副業が許可されていない職場では、パラレルキャリアをしたくてもできません。
現職の就業規則をよく調べずに別の仕事を始めたら、職場でバレて処分対象になる、といった事態は避けたいところです。

ちなみに、株式会社リクルートキャリアの調査結果(2017年2月)によると、企業の8割弱が副業・兼業を禁止しているそうです。
そのうち、就業規則上に禁止と明記しているのは62%ですので、規則にない場合でも禁止している企業が存在するというところがやや驚きです。

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(出典:「兼業・副業に対する企業の意識調査」株式会社リクルートキャリア)

一方、パラレルキャリアの解禁に踏み切っている企業もあります。例えば、ソフトバンクやディー・エヌ・エー(DeNA)などです。

さらに、奈良県生駒市や兵庫県神戸市などの一部の自治体でも、一定の条件をもとに副業を後押しする体制づくりを始めています。(2017年11月18日付日本経済新聞「地方公務員も副業OK 自治体に後押しの芽」による)

政府の働き方改革の後押しにより、実際に副業兼業の解禁に取り組む企業も増えることは予想されるため、パラレルキャリアを考えたい方にとっては職場で要望を出しやすい方向に向かっていくと思われます。

4.さいごに

いかがでしたでしょうか。今回は、パラレルキャリアの可能性と在宅ワークの活用についてご紹介しました。

さて、今回で私 いべりこ の在宅ワークに関する記事投稿は終了となります。

将来的に在宅ワークを取り入れてみたい通勤ワーカーの方のご参考になっていれば幸いですが、お役に立ったでしょうか。
在宅ワークは、PCとネットさえあれば、明日にでも始められる働き方ですので、一度試してみるだけでも新たな発見があり、面白いと思います。
いまの仕事を辞める必要も全くありません。

私自身、会社員をしながら本記事を書いており、書いていく中で気づくことも多かったです。例えば、在宅ワークとコミュニケーションの課題(2017年11月11日公開記事)については、いろいろな方からお話をうかがって初めて気づいたことでした。
在宅ワークは通勤しなくて楽そうだからいいなぁ、というのが第一印象でしたが、独立されている方の苦労や通勤ワーカーには気づかない心配事、また在宅ワークを活用した将来の仕事の可能性などについても知ることができました。

また、どこかでお会いしましょう!
それでは!
By いべりこ

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