2015.12.17

若くして親の介護が必要になったらどうしますか─求められるヤングケアラーへの支援

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「ヤングケアラー」という言葉をご存知ですか?

病気や障害等ケアを必要とされる両親や祖父母などの家族介護をしている若者のことです。

2013年に総務省が発表した 「就業構造基本調査」 では、家族の介護を行っている15歳~29歳のヤングケアラーは17万人以上いるようです。

家族の介護をするヤングケアラーの課題─職業選択や人生の機会が制限されるケースも

では、具体的にどのようなケアが必要になってくるのでしょうか。下記がそのケアの内容です。

・家事(買い物、料理、掃除、洗濯など)

・一般的ケア(薬を飲ませる、着替えや移動の介助など)

・情緒面のサポート(家族の感情状態の観察、落ち込んでいる時に元気づけようとすることなど)

・身辺ケア(入浴やトイレの介助など)

・きょうだいの世話

・請求書の支払いや病院への付き添い

・家計を支えるためのアルバイト

・家族のための通訳

出典:ヤングケアラー支援のページ


これだけこなすためだけでも膨大な時間とお金が必要となりますが、まだ学生の場合、さらに進学や就職などの進路に大きく影響していくこともあります。

ケアをすることで家族との絆を築くことができたり、精神的にも成長することができたりとプラス面も家族介護にはあるでしょう。

その一方で、友人と一緒に過ごす時間や勉強に取り組む時間がなくなり、アルバイトをしながら家計を支えるなど、その後長く影響を受けるケースもあります。

希望する支援に「国や自治体による給付金」が一位回答。待たれるヤングケアラーへの支援

ヤングケアラーへのアンケート調査では、「介護をする際どのような点で困りごとがありましたか?」という質問に対し、「学業・仕事に支障があった」が46.7%と一番多く回答されました。

(4)介護を始めた年代が「10代」「20代」と答えた方は、介護をする際どのような点で困りごとがありましたか?(4)介護を始めた年代が「10代」「20代」と答えた方は、介護をする際どのような点で困りごとがありましたか?


自分自身の生活設計が確立していない中での介護に、学業や仕事の両立に一番の困難があるようです。

また「ヤングケアラーにどのような支援が最も効果的だと思いますか?」という問いに一番多かったのが「国や自治体による給付金」で26.2%、二番目に「勤務先の福利厚生の改善」16.3%の回答が集まりました。

(6)「ヤングケアラー」が同居人の介護と自身の生活を両立させるために、どのような支援が最も効果的だと思いますか?(6)「ヤングケアラー」が同居人の介護と自身の生活を両立させるために、どのような支援が最も効果的だと思いますか?


出典:Nursing-plaza.com「家族内世代間介護の実情 – ヤングケアラーに関するアンケート調査」

社会とのつながりがまだ密接ではない10代~20代のヤングケアラーには、相談する糸口をなかなか見つけることができないかもしれません。

少しでもケアの負担を軽くできるよう、早急な公的支援の取り組みが求められます。相談出来る窓口の設置とさまざまなサービス、その支援が広く認知されていくことが大事です。

また在宅介護と仕事を両立させる場合、フレキシブルな時間でできる在宅ワークが一つの選択肢になるでしょう。

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チームワーカーズ https://www.teamworkers.jp/worker/

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